Viibar Freaks

株式会社Viibarのブログです。Viibarを色々な角度からご紹介していきます!

VoD界隈で働いていた私が、なぜデジタル動画の会社へ移ったか?

本日は、エンジニアの石渡さんに記事を執筆していただきました!

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こんにちは Viibar プロダクトチームの石渡です。名前のUXが非常に悪いのですが、イシワタリでもなく、アスベスト(石綿)でもなく石渡(イシワタ)です。

Viibarでは、新規toB向けプロダクトのプロダクトオーナーとして働いています。今後も優秀なチームと共に、世の中に価値を提供できるサービスにして行きたいと思います!

今回、広報の方に、Wantedlyの記事執筆を頼まれたのですが、ViibarにJoinして3ヶ月なので、創業当初の面白い話や美味しいケータリングの話など、Viibarの話となると、これまでの記事より面白い記事は書けない自信があります!

 

あっ、けどケータリングは本当に美味しいです。

 

という事で、何を書こうか悩みに悩んだ結果、これまでVoDに関わる事が多かった私が、何故、動画の制作側にJoinしたのか?を、そもそもVoDとはなんぞや?という部分を絡めて、お話したいと思います。

毎年の様に誰かが動画元年(本当の元年は2014年らしい)と言っている昨今、やはり今熱い動画界隈に興味を持っているエンジニアさんも多いと思いますが、少しでも、そんな方々の参考になればと思います。

 

簡単にVoD関連のキャリアを説明すると、ガラケーに向けたRTSPのストリーミングプロキシの開発から始まり、某VoDサービスの収入格差や文化の差など踏まえた海外展開を経て、最近まで在籍していた会社はDRM(動画や音楽のデジタル著作権管理)や動画配信事業を持った動画に強い会社でした。ということで、ガラケーにデジタル動画を配信し始めた時代から今に至るまで、割と長く、VoDサービスに色々な立ち位置で関わっていると思います。

 

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※同期会の模様。みんな職種が全然違う。

 

動画の業界は本当に熱いのか?

VR/4Kなどの台頭により、コンテンツの表現力が高まってるのは、ご存知の通りです。ただ、これだけで熱いというつもりはなく、重要なのは、こういったコンテンツは品質と比例するようにサイズが大きくなり、それをネット上で提供するとなると方法が限定されていたり、デコード面でもスピードが物足りなかったりします。しかし、新しい圧縮技術や、対応するハードも出てきており、表現方法の拡大と、その表現を下支えする技術が、バランスよく進歩しているのが、動画が熱い理由かと思います。

 

VoDとはどういうものなのか?

既にVoDは、みなさまの身近なものだと思いますが、課金の仕方は色々あれど、「自分の見たい時に見たい動画を見れる」、基本的にはこれがVoDの原則です。VoDには、Netflixを代表とする映画やドラマなどを配信しているVoD、またはYoutubeの様に一般ユーザの上げた動画を配信しているVoD、特定のターゲットに配信するVoD(例:塾が塾生に対する付加価値として提供するなど)などもあります。

 

VoDは大別すると4パターンになり、SVoD(定額型のVoD)、TVoD(都度課金型のVoD)、EST(ダウンロード販売型のVoD)、ADVoD(広告収入型のVoD)の4パターンに分類されます。日本だとSVoDに触れる機会が多いと思いますが、以前、海外のVoDサービスを調査していた際には東欧ではTVoDが根強かったりと、支払い方法というのは文化の違いが出易く、国によって流行っているものは様々です。

 

コンテンツ配信までの流れは大まかにいうと非常にシンプルで、

  1. 動画を調達する。または制作する。
  2. 動画をサーバ上にアップする。
  3. 動画を配信する。
  4. バイス側で再生をする。

これだけです。しかし細かく言うと、配信するコンテンツや配信先のデバイス、権利者との契約内容によりますが、サーバ上にアップした際のコンテンツ保護の仕方、配信形式(ダウンロード or ストリーミング)、ストリーミングの場合は配信するデバイス毎のストリーミング方式の差、配信から再生にかけてのデジタル著作権管理方針など様々な事をケアする必要があります。みなさんが見ている動画は、こういったケアをされた上で、端末で再生されている訳です。これらを実現するにあたり、サーバ側、端末側では様々なネゴシエーションが行われています。なので、再生までに、何でこんな時間がかかるんだ!というApp Storeへの書き込みは少しだけ多めに見てあげてください。笑

 

 

なぜ制作側に移ったのか?

さて、これまでVoD界隈に長く居た私が、何で制作側に移ったか?のお話です。あくまで主観ですが、VoDサービスが圧倒的に熱い市場なのは確かなのですが、Amazon Prime Videoが行ったバンドリング戦略以降は、SVoDやTVoDは、売り方という意味では、一度落ち着くのではという印象です。バンドリング戦略とは平たく言うと合わせ売りです。

ビジネスとしては非常に、よく使われる手法で、目にする機会も多いと思いますがAmazon PrimeはVoDサービスをバンドリングする前から、エンドユーザにとって有用なサービスでした。元々使っていたよ!という方も多いと思います。そこに更にVoDという付加価値が付いたので、これを上回る価値を見つけるには、かなりの時間がかかると思います。

また、VoDサービスを提供する上で欠かせない且つ大きなコストイシューである、CDN(Contents Delivery Network)をAWS(Amazon Web Service)のCloud Frontとして、自前で持っているという点も、非常に大きなアドバンテージとなります。

 

そんな中、次はADVoDが熱いと騒がれていますが、当たり前ですが、VoDサービスの価値は、配信をされているコンテンツそのものにあります。一方で、ADVoDで提供するコンテンツの場合、SVoDやTVoDで配信するような動画とは違い、莫大な費用をかけられない事が容易に予測出来ます。しかし、業界自体はADVoDの流れなので、エンドユーザはADVoDに付随した動画を消費する機会が増えていくことになります。

 

という事で、これまでの様に、莫大な費用をかけて制作する動画ではなく、もう少し低価格帯の動画の品質を高めなければ、面白い方向に進まなそうだなと考え、選択肢として、制作側に関わり品質の向上や、テクノロジーをベースとしたコストカットをしたいというのは、自然な流れでした。

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最後に

という事で私の場合は、この様な理由で動画制作側にシフトチェンジをしましたが、これまでに長く関わったVoD界隈も非常に面白い業界でした。動画に関係なくですが、結局プロダクトを作るにはテクノロジー(つまりエンジニアの力)が必須です。今回はあえて、VoDだけに絞って話をしましたが、Live配信やMoocs(オンライン授業)など動画の業界は、まだまだ発展をする市場なので、この記事を見て、今までよりも少しでも業界のイメージが湧き、興味が出てくれたら嬉しいなと思います。